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卒業生からの質問

カテゴリー:過去情報 更新日:2014.02.06

こんにちは。教員のハットリです。現在1、2年生は後期試験期間中です。頑張って下さい。

先日、卒業生から質問がありました。接骨院に来院した患者さんを整形外科医院に紹介したところ、烏口突起骨折の疑いと診断されたとのことで、

同骨折についての質問でした。

烏口突起骨折は柔道整復学理論編に稀な骨折として記載されているように、臨床的にはほとんど遭遇することがない骨折の一つです。

小児では肩甲骨体部との間に骨端線が存在しているため、骨折か軟骨損傷かの判断も重要になってきます。

質問を受けた症例は小学生の男児であることと、外傷症状が著明でないことなどから考えると骨端線損傷の可能性が考えられますが、

直接患者さんを見たわけではないので、想像の域を出ません。ちなみに、本校にある小児骨格標本(実物)でも烏口突起の骨端線が確認できました。

私自身、烏口突起骨折、烏口突起部の骨端線損傷の経験がなかったこともあって、同部位の損傷についての理解があまりありませんでした。

学生に対しては偉そうに授業をしていますが、卒業してからは臨床現場に出ている先生方からの質問が私にとっての「授業」になります。

卒業生の皆さん、分からないことがあれば遠慮せずどんどん質問してきて下さい。そして一緒に勉強しましょう。