Simulated Patient の勉強会
カテゴリー:過去情報 更新日:2014.06.16
こんにちは。
本年度より副校長を仰せつかった樋口です。
ご挨拶が遅れてすみません。
ご存知の方も多数おられるとは存じますが、4月より日本体育大学に保健医療学部が設置され、
その整復医療学科で講師を務めております。
よろしくお願いします。
さて、今日は東京SP研究会主催の
「20年目の活動展・シンポジウム・自主セミナー」へ出かけてきました。
http://www.tokyosp-kenkyukai.com/index.html
みなさんは Simulated Patient もしくはStandardized Patient という
ことばを聞いたことがあるでしょうか。
この頭文字SPが研究会の本体を示しています。
大学医学部、歯学部、薬学部で行われているOSCE(オスキー、
Objective Structured Clinical Examination;客観的臨床能力試験)で
患者役を担う人たちをSPといいます。
(詳細は上記ホームページをご覧ください。)
本校昼間部で「コミュニケーション学」を担当されている
佐伯晴子先生は実はこの研究会の代表をされています。
その勉強会へお邪魔してきました。
東京SP研究会は現在会員が40名おられ、当日は20名ほどが
お見えになっていました。
第二部で行われた全員参加型シンポジウムでは、会員最高齢90歳の
男性と同じグループになり、模擬患者としての長年の経験に基づく
お話を伺うことができました。
医学教育の中での「OSCEの役割」と「模擬患者役としての想い」。
果たしてどのくらい役に立っているのか常に考えながら生きている
というそのお言葉に一層真剣味を感じました。
第三部では実際にSPが入った実習を見せていただきました。
糖尿病患者に対する管理栄養士による栄養指導、歯科医師によるインプラント治療についての
説明がテーマでしたが、50名ほどの参加者に囲まれた中で、初めて望んだ面接実習はとても
リアリティーで、SPの演技の見事さに感服したと同時に、柔道整復教育の中でもどんどん
取り入れなければならないと強く感じました。
参加してみなければわからないことがよく理解できたと同時に、最初から上手にできないこともわかりました。
すぐに悪いところを指摘するのではなく、「その場面」で何を考えて言葉を発したのか。
どうするとより正確に伝えることができるのか。指導教員の導き方もとても参考になりました。
専門学校教育、大学教育にうまく取り入れられるようもっと勉強したいと感じて帰途につきました。
興味のある方、どうぞお声をかけてください。
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カテゴリー:過去情報 更新日:2014.06.16