《 歯科衛生情報局 第4回 ホワイトニング~美しく白い歯に~》
カテゴリー:歯科衛生情報局 更新日:2019.06.29
☆ 今日の先生 ☆
歯科衛生コース 1年生担任
戸村 美智子 先生
近年、海外に滞在して帰国した方が歯科医院に来ると「歯並びを綺麗にしたい」「歯を白くしたい」と言う声をよく聞きます。
日本では気にならなった歯並びや歯の色が、海外では恥ずかしく感じてしまうようです。
日本人を含むアジアモンゴル系の民族は、欧米人に比べて歯が黄色味を帯びています。
これは、民族の食が関係しています。歯の表面のエナメル質は、人体で最も硬い組織で白色です。その下にある象牙質はエナメル質より柔らかく黄色です。
日本人の歯は、穀物を磨り潰す為にしなやかに出来ており、エナメル質が欧米人より薄く象牙質の色を反映しているので黄色く見えるのです。
とは言っても、やはり白い歯は魅力的です。美人を示す表現に【明眸(めいぼう)皓歯(こうし)】(澄んだ瞳と白く綺麗な歯)がある事から、白い歯が好ましく見られるのは間違いありません。
歯の表面に付着した歯垢や歯石、色素沈着を落とす事でも綺麗になりますが、もともとの歯の色や加齢に伴う変色を改善するにはホワイトニングが必要です。
ホワイトニングは、専用の薬剤を使い天然歯を白くします。歯科医院で行うホワイトニングは、強力な薬剤を歯に塗布し光を当て、その場で白くする事が出来ます。
自宅で行うホワイトニングは、歯科医院で作った専用のマウスピースに薬剤を入れて使用し、数日かけてゆっくり白くなっていきます。
薬剤の効果は個人差がありますので、使用量や回数などは歯科衛生士にご相談下さい。
↑ 歯科医院で行うホワイトニング
ホワイトニング後は髪の毛のカラーリングと同様に徐々に色が戻っていきます。
色が気になってきたら歯科医院で歯の色を確認し、再度ホワイトニングをする事で再び白くする事が出来ます。
白い歯であなたの魅力をアップしてみませんか?
本校では歯科衛生士に求められるホワイトニング技術にも力を入れています。
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