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歯科衛生士のキャリアアップに役立つ認定資格

カテゴリー:歯科衛生 更新日:2024.05.09

歯科衛生士という国家資格を取得した後、キャリアアップに繋がる各学会が定める認定資格があります。その中から代表的なものをご紹介します。

  1. 日本歯周病学会認定歯科衛生士 

日本歯周病学会認定歯科衛生士は、日本歯周病学会が設けた資格で、歯周病に対する効果的な対応と口腔の健康を維持するためのサポートを目指します。取得後は、歯周病予防や歯周病に罹患している患者の検査や治療、メンテナンスを担当します。取得には、症例報告が必要なため5年以上の臨床経験が必要です。

 

  1. 日本口腔インプラント学会認定歯科衛生士(インプラント専門歯科衛生士)
    日本口腔インプラント学会認定歯科衛生士は、日本口腔インプラント学会が設けている学会認定資格で、「インプラント専門歯科衛生士」とよばれることもあります。資格取得後は、主にインプラント治療の術前・術中・術後の患者さんの口腔ケアを行います。 取得難易度は高めですが、インプラント治療が進んでいる現在、ますます需要が見込まれる資格です。
  2. 日本顎咬合学会認定歯科衛生士
    日本顎咬合学会認定歯科衛生士は、補綴治療や咬合関係に関する専門知識と技能を証明する学会認定資格です。取得するには、2年以上の臨床経験と指導医または認定医2名からの推薦が必要です。う蝕や歯周病だけでなく、かみ合わせに関する専門性を身につけたい方におすすめの資格です。
  3. 日本小児歯科学会認定歯科衛生士
    日本小児歯科学会認定歯科衛生士は、小児歯科医療に必要な知識や技能を認定する資格です。う蝕予防や口腔機能発達不全症の患者への保健指導など、小児患者の口腔健康に特化した業務を担います。取得には3年以上の臨床経験が必要ですが、口腔機能の異常を発見する能力が重要視されていますので、キャリアアップになります。
  4. 日本成人矯正歯科学会認定矯正歯科衛生士
    日本成人矯正歯科学会認定矯正歯科衛生士は、矯正歯科の臨床に特化した専門的知識や技術を認定する資格です。3年以上の矯正歯科専門医療機関での経験が必要で、矯正歯科や審美歯科クリニックなどで特に重宝される資格です。

いかがでしょうか。今回ご紹介できなかった認定資格もありますので、興味のある方は情報収集を行ってみてください。現時点で取りたい認定資格があるという方は、各学会のウェブサイトなどで受験資格を確認し、計画的に準備を進めていきましょう。
また、実際に歯科衛生士として働く中で特定の分野に興味や関心が出てくることもあるでしょう。今は認定資格の取得は考えていないという方も、上記のようにさまざまな資格があるということは、ぜひ覚えておいてください。

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