《 歯科衛生情報局 第5回 むし歯予防のポイント》
2019.7.8
☆ 今日の先生 ☆
金坂 絢子 先生
本校歯科衛生コース 教員
「歯科予防処置」「口腔保険管理法」などを担当する。
今回はむし歯の予防についてのポイントをお話ししていきます。 ♪ むし歯とは ♪ まず、むし歯とは口の中の細菌が食べ物等に含まれる糖質を代謝して作られる酸によって歯が溶けてしまい穴が空いてしまった状態のことを言います。 このようなむし歯にならないための予防方法として4つ大切なポイントがあります。 ♪ むし歯予防の4つの大切なポイント ♪ (1)歯の質を強くする。 定期的なフッ化物の塗布(塗布後30分は飲食をしない)、フッ化物入り歯磨剤の使用(ブラッシング後は洗口を1〜2回程度にする)フッ化物洗口(特に寝る前に洗口)があります。 (2)細菌数を減らす。 1日できれば3回のブラッシング、歯ブラシだけでは汚れが落ちにくい歯と歯の間にデンタルフロスを通す等といったようにできるだけ口の中の汚れを落とすようにします。 歯磨きができない環境であれば強めのぶくぶくで洗口するだけでも良いでしょう。 (3)糖質の量を減らす、糖質の質を変える。 糖といっても色々と分類されており、単糖類、二糖類(砂糖がこれにあたります)は、細菌が酸を作ったり、ミュータンス菌によって作られるプラークのベースになる物質(不溶性グルカン)のもととなり、むし歯の原因となります。 糖アルコール類(キシリトールがこれにあたります)、非糖質系甘味料は、酸をつくらないとされてます。これらのことから、代用甘味料等もうまく利用してみてもよいでしょう。 (4)時間をきめて飲食をする。 口の中は唾液によって中性に保たれていますが、食べたり飲んだりすると、酸性に傾いてしまいます。 この酸性の時間が長いとそれだけむし歯になるリスクが高くなります。 一回にたくさんの「糖」をとるより、時間の間隔が短く、頻回に糖をとる方がむし歯のリスクが上がります。 だらだらと時間を決めずに糖分を摂る食べ方や飲み方には注意しましょう。 (1)~(4)の事を日頃の生活の中で注意してみると、口の中の環境が変わっていくのが感じられると思います。 ぜひ実践してみてください!
金坂 絢子 先生
本校歯科衛生コース 教員
「歯科予防処置」「口腔保険管理法」などを担当する。
今回はむし歯の予防についてのポイントをお話ししていきます。 ♪ むし歯とは ♪ まず、むし歯とは口の中の細菌が食べ物等に含まれる糖質を代謝して作られる酸によって歯が溶けてしまい穴が空いてしまった状態のことを言います。 このようなむし歯にならないための予防方法として4つ大切なポイントがあります。 ♪ むし歯予防の4つの大切なポイント ♪ (1)歯の質を強くする。 定期的なフッ化物の塗布(塗布後30分は飲食をしない)、フッ化物入り歯磨剤の使用(ブラッシング後は洗口を1〜2回程度にする)フッ化物洗口(特に寝る前に洗口)があります。 (2)細菌数を減らす。 1日できれば3回のブラッシング、歯ブラシだけでは汚れが落ちにくい歯と歯の間にデンタルフロスを通す等といったようにできるだけ口の中の汚れを落とすようにします。 歯磨きができない環境であれば強めのぶくぶくで洗口するだけでも良いでしょう。 (3)糖質の量を減らす、糖質の質を変える。 糖といっても色々と分類されており、単糖類、二糖類(砂糖がこれにあたります)は、細菌が酸を作ったり、ミュータンス菌によって作られるプラークのベースになる物質(不溶性グルカン)のもととなり、むし歯の原因となります。 糖アルコール類(キシリトールがこれにあたります)、非糖質系甘味料は、酸をつくらないとされてます。これらのことから、代用甘味料等もうまく利用してみてもよいでしょう。 (4)時間をきめて飲食をする。 口の中は唾液によって中性に保たれていますが、食べたり飲んだりすると、酸性に傾いてしまいます。 この酸性の時間が長いとそれだけむし歯になるリスクが高くなります。 一回にたくさんの「糖」をとるより、時間の間隔が短く、頻回に糖をとる方がむし歯のリスクが上がります。 だらだらと時間を決めずに糖分を摂る食べ方や飲み方には注意しましょう。 (1)~(4)の事を日頃の生活の中で注意してみると、口の中の環境が変わっていくのが感じられると思います。 ぜひ実践してみてください!
東京で柔道整復師・歯科衛生士を目指す
日本体育大学医療専門学校
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