建学の精神
體育富強之基
真に豊かな国家・社会を実現するためには、体育・スポーツの普及・発展を積極的に推進し、健全な心身を兼ね備えた全人格的な人間を数多く育成することが肝要である。
ご挨拶
日本体育大学医療専門学校
校長 伊藤 譲
日本体育大学医療専門学校は、1973(昭和48)年に深沢校舎で夜間2年制の柔道整復師養成施設として創設されました。1977年の和泉校舎移転、1987年の専修学校認可、2001年の用賀校舎完成と附属接骨院開設を経て、これまでに2,800名を超える医療専門職を輩出してまいりました。2018年には歯科衛生コース(歯科衛生士養成課程)を開設し、本校は運動器と口腔の両側面から人々の健康を支える専門職の育成拠点として新たなステージに入りました。
柔道整復コースでは、運動器疾患やスポーツ外傷への対応力はもちろんのこと、地域医療や予防的支援の視点を持った臨床力の育成に力を入れています。臨床実習のさらなる充実や、地域・スポーツ現場との協働の強化を通じて、国家資格取得後を見据えた“現場で役立つ実践力”を育む環境整備を進めてまいります。
歯科衛生コースでは、「口腔内の健康は虫歯・歯周病の予防にとどまらず、全身の健康や健康寿命の延伸に密接に関わる」という科学的知見に基づいた教育を展開しています。加えて、良好な口腔環境が噛みしめや体幹の安定、集中力の向上などを通じてスポーツパフォーマンスに良い影響を与えることも明らかになっており、こうした視点を取り入れた教育を推進し、チーム医療や健康支援の一翼を担う歯科衛生士の育成を目指しています。
また、両コースを通じて、AIやICTを活用した教育の導入を進め、現場で求められる判断力や対応力を育む学びの実現にも力を入れてまいります。
本校では、「人間力 × 専門力 × 実践力」 を三位一体で育む教育を通じて、患者さんと社会の未来を支えることのできる医療人材の育成に努めてまいります。
今後とも、日本体育大学医療専門学校の歩みにご期待いただくとともに、皆さまの温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
