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日本体育大学医療専門学校に関するニュースをお届けします。

健康診断をきっかけに考えたこと。

2016.5.20

過去情報

こんばんは。教員の吉田です。 先日毎年行っている健康診断を受けてきました。 いろいろな項目をおこなったのですが、その中で 今回人生で初めてバリウム検査をしました。 経験した事のある人から話を聞くと、 ・前日から食事が制限され、当日は何も食べることができない、空腹が辛い。 ・ゲップを我慢するのが辛い。 ・味がマズイ。 という情報を事前に聞いていました。 さて、実際どんな感じだったかといいますと、 経験者の意見と同じく、 ・発泡剤がはいっているのにゲップを我慢するのはつらい。  (その時いろいろ話をされたのですが、我慢するのに意識がいっていて話が頭に入ってこない。) ・白色の液体で少し粘性があり、甘いのにおいしくないという不思議な味でした。 ●検査の流れです まず、発泡剤を舌にのせて、飲み込みます。 次にバリウムを飲みます。  (ひたすらゲップを我慢し、唾をのみこんでました。) り 飲み終わったら検査台の方へ移動。 あとは声の指示に従い、いろいろ体を動かし、検査台が動きます。 「右に回まわって」、「あおむけに」、「うつむきに」、斜め45度くらいに体を傾けて」「息を吸って・止めて」などなど。 検査時間は数分だったと思います。 これで終了なのですが・・・ その後、水とともに下剤を飲んで、バリウムを体外へ出すように促します。 (これが意外と大変でした。) ●では、何のためにバリウム検査をするのでしょうか?  発泡剤で胃を膨らまして、クルクル回転することで胃粘膜にバリウムを付けます。 X線は軟部組織を通過するので、バリウムを付けることでうつるようにします。 そして、いろいろな角度でレントゲン撮影。 その画像をみて、陰影から異常を発見するものです(胃潰瘍やガンなど)。 ●ここからはあくまで私の個人的な考えですが、 バリウム検査で胃癌が発見された場合、結構進んでいるのではないかと思います。つまり初期癌は発見されにくいと思います。進行していれば、自覚症状がすでにでているかと・・・ ですので、胃カメラを行った方が直接観察できるので初期に発見が可能だろうと思います。 次に胃炎、胃潰瘍や胃ガンの発生原因で最近言われているのはピロリ菌です。 このピロリ菌が発生原因のどのくらいの割合を占めているかは議論の余地がありあそうですが、 菌の有無を検査することも一つの方法として有用ではないかと考えます。 検査による副作用のリスクなどを考慮しても総合的に、胃カメラの方が優れているように思います。 しかし、なぜ健康診断で胃カメラを行わないのでしょうか?  私の思う理由としては、コストの問題があるように感じます。  バリウム検査の方は放射線技師が撮影できますが、胃カメラは医師が行う必要があるため、人件費が高そうです。 ●今回初めて検査をしてみて、いろいろ考えてみましたが、 結果的には検査で異常がないことを祈ります(他の検査も含む)。 健康だと(自覚症状がないだけの場合もありますが)、健康を意識しません。 病気になって、あるいは怪我をしてみて始めて健康であることの素晴らしさを自覚することがたまにあります。 柔道整復師の仕事においても、柔整師が病気だと満足した施術ができなくなってしまいます。 学生さんに対して言えば、勉強ができなくなってしまいます。 体調管理に気を付けて日々を過ごしたいですね! ●最後に、国家試験受験生へ。  Q.健康診断は予防医学の概念で何次予防でしょうか?

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