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日本体育大学医療専門学校に関するニュースをお届けします。

麦穂帯包帯固定 A+

2011.7.4

過去情報

こんにちは。教員のハスヌマです。 先週、昼間部・夜間部の1年生に対して2回目の実技試験を行いました。 今回の試験は基本包帯法の中の “ 麦穂帯 ” で、日常診療で最も多用する重要な包帯法です。 肩関節・下腿部・足関節の3つを試験課題として挙げました。 私の場合、上記3項目のうちどれを巻くのか、また患者役は誰になるのかは直前にくじを引かせて決定します。 試験項目を事前に決めてしまうとそれしか練習しなくなってしまうし、 巻く相手を決めてしまってもその相手でしか練習しなくなってしまうからです。 実際の臨床の現場では、太った人、痩せた人、筋肉質な人、骨張った人など、様々な体型の人に包帯を施行します。 なので、授業でも常に相手を変えていろいろな体型の人と練習をするように指導しています。 さらに、実技試験では私の目の前で包帯を施行してもらうので、完成形だけでなく巻く過程の 手際の良さや包帯のラインの出し方、施行途中でのしわや弛みなど細かいところも評価します。 さて、先週の実技試験で、今年度の1年生としては初めて “ A+ ” の評価を獲得した学生がいます。 夜間部の市川雅貴君です。 2011070421010000 彼は肩関節が課題となったのですが、手際の良さ、ラインの出したか、見た目の美しさなど、 いずれも高い評価をつけました。 包帯を手にしてまだ3ヶ月のこの時期としては、“ A+ ” に値する出来だと判断しました。 ということで、彼に実技試験を再現してもらいましたので、動画をご覧になって下さい。 あれ? 緊張してる? 試験のときの方が上手だったなあ・・・(笑) でも、きれいな “ 麦の穂 ” が出来ていますよね。 ただ、今の段階ではまだ「きれいに巻けた」というだけで、実際の臨床で使える技術を取得するためには まだまだ覚えなくてはいけないことはたくさんあるし、今までの何十倍、何百倍もの練習を重ねる必要があります。 なにしろ「包帯巻き一生」ですからね。 今日、昼間部の授業終了後、今回の実技試験で “ C ” 評価だった亀甲君がすごく悔しがっていました。 自分にとっては彼のその姿をみたことが、すごく嬉しかったです。 “ C ” でも合格なのに、それに満足することなくさらにいい評価を目指す姿勢が伝わってきました。 「Cでもいいや」というのとは大きな違いがあります。 彼は次の実技試験ではきっと “ A ” 評価を獲ってくれることでしょう。 期待しています。 他のみんなも “ A ” 評価を目指し、これからも一緒に頑張っていきましょう。

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