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日本体育大学医療専門学校に関するニュースをお届けします。

すり傷の手当

2011.7.13

過去情報

こんにちは。 教員のヒグチです。 夏本番の陽気ですが、熱中症対策は大丈夫でしょうか。 さて、今回は最近読んで面白かった本をご紹介します。 「傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学」 夏井 睦/光文社新書 att00014 なぜこの本を読んだのかというと。 現在息子とともにラグビーにハマっています。 父親のチームに一昨年より入れてもらい、 なんと今年は社会人の公式戦にエントリーしています。 40半ばで何やってんの? とお叱りを受けそうですが、個人競技(柔道)出身者としてはこれが楽しいんです。 もちろん、たいして走れませんのでみんなの役に立っているかは『?』ですけど。 話を戻します。 ラグビーでタックルした後は地面に肘や膝から突っ込むわけで、 ゲームが終わるとあちこちすり傷だらけなのです。 効果的な対処法(治療法)はないかと考えてみたら、 数年前より話題になっていた「湿潤治療」を思い出し、 読みながら試してみました。 チーム内では「柔道整復師」としての立場もあり、 いろいろと皆から質問されます。 包帯もテープも巻きますが、傷の手当も聞かれるのです。 何よりも自分の肘や膝が... 痛くないんです。 傷口が。 肉芽が早く出てくるのも実感できます。 読んでみると、目からウロコのお話がたくさん出てきます。 後半の発生学から考察した創傷治癒の記述はとても興味深く読むことができました。 野外スポーツに携わる方は是非ご一読を。

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